「……さぁ、どうでしょう…?」 寂しげに、静音さんは答える。 「さぁ…って、どういうこと?」 「…紘夜様は、実織様がいなくなられてからというもの、仕事といっては、出掛けられる事が多く、 ほとんど帰ってはきません」 仕事、って、まさかーー… よみがえる。 紘夜をまとう硝煙と 血の匂い。