紘夜は、一瞬だけ私と視線が合うと すぐに目線をそらす。 その表情で、 さっきの会話が紘夜にも聞こえていたんだと、 気付いた。 「……あ、あの、紘夜……」 何も言わず、 持っていた銃を後ろの腰に仕舞う紘夜に声をかける。 でも その先の言葉が 見つからない。 私はどうしたらいいのか分からなくて、 言葉を探しながらも、 視線が定まらない硬くなった表情を見せないようにうつむいていると、