美女!!
メイド!?

ってことはーー!


「あなたも、あの男に連れてこられたんですか!?」

私は思わず同士を見つけた嬉しさで、そのメイドさんの手を両手で掴んだ。


「一緒に、逃げましょう!? 二人なら、きっと何とかなるよ!」

必死に訴える私を、メイドさんは冷静な目で見て、


「……逃げると言っても、ここは3階ですよ?ドアの向こうには、紘夜様がいらっしゃいますし」

淡々と答える。


「だって!! 逃げなきゃ、あの男にいいように遊ばれて、すぐポイだよ!? でなきゃ…」


さ、さっきの人みたいに……


「あ、明日には、ズ、ズドンと、や、やややられて……川に、浮かんだり……」


「それか、一生捕われの身となって、愛人生活とか…」

ポツリと、メイドさんが呟く。