知らないフリをして、

思い出さないようにいていた。



紘夜が血に染まった
あの夜のことは



だって、
思い出したら、
考えだしたら、


止まらない。



怖くて、

怖くて、




紘夜が

いつか死んでしまうんじゃないか




そう思うと、


怖かった。