† 気づくと、 部屋の中を朝日が照らし出していた。 いつのまにか そのまま壁際で寝てしまったようだ。 血だらけのまま まずいな、 静音がくる前に着替えなくては。 体は昨夜より動く。 俺は左腕の傷口を無事な右手と口を使って、 包帯でキツく巻いた。 脚の傷は血が止まっていたが、 また傷口が開かないよう、 包帯で巻く。 左腕は痛むが、 歩くことはできる。 不器用ながら、 実織のおかげだな、と考えると、 よぎる 実織の声。