よく分からない感情が、 俺を動かす。 今まで出会った女とは、 何かが違う。 実織は 予測不能な行動ばかりする。 着飾った姿を見せたがらない。 疑問はどんどんぶつけてくる。 俺と言い争いになることを恐れない。 血まみれの俺の手当てを、 泣きそうになりながら、 震えながらする。 紘夜、と 俺を呼ぶ実織の声が 離れない。