「別にいいじゃんか待たせておけば!」

「そう言うことだ。それに、それって男?」

「男だったら、君入学早々やるねぇ~」


「幼なじみよ!!あんたたちと比べたら月とすっぽんくらいの差があるくらいの幼なじみ!!!!」



「おいおいそれは幼なじみがかわいそうだぜ~?」

「そうそ。いくら俺たちがかっこいいからって、幼なじみをすっぽんだなんて~」

「可愛い顔して毒舌~」


雫・・頼むから相手を挑発するなよ・・。

後々面倒くさくなるし、助けるのが難しくなるんだから・・。


何て、僕の考えが雫に通じるはずもなく・・・。


「はぁ?あんたたちがすっぽんに決まってんでしょ!だいたい、空は月じゃ済まされないくらい凄い子なの!あんたたちと比べること自体が、失礼千万!有り得ないの!!わかったら、さっさとこの手を離しなさい!!」



・・・・本当、この子可愛い顔して毒舌。


しかも、こんな可愛い顔からは想像できないくらい強気。


僕よりも身長小さいのに、態度は凄いでかいし・・。


ほら、そっちの男たちもその毒舌さに唖然として動かないじゃない。


ま、いいや。今のうちに雫引っ張ってきて、トンズラしよっ。