それにしても・・・一体なんだったんだ?



「雫・・」



困惑気味に雫の顔色を伺えば、苦笑しながら階段を上っていた。



「今回ばかりは、眼鏡外してよかったね」


ハッ!そういえば、眼鏡外しちゃ駄目だって言われてたのに、外しちゃったんだった!!


「あ、だからといって、これからもずっと眼鏡を外していて言い訳じゃないからね!」


「うん」


素直に頷いて、眼鏡をつけ、ポケットからチュッパチャップスを2本取り出して1本を雫に渡す。


「ありがとう。さ、授業始まっちゃうから戻ろう」


「そうだね」


頷いて、2人で階段を上がっていく。