蒼空の向うへ

ペースを乱したりしない限り、大丈夫



そうこうしている間に、いつの間にか100過ぎていた


もう、3軍はいないし、智成もいない―――


やばいなぁ・・既に無意識下で足が動いてる



ちゃんと自分の意志で動かなきゃ


さっきよりも足にぐっと力を入れる



そう、それがきっとイケなかったんだ―――









ズルッと何かが滑った




「あっ!!!」



誰かが声を上げたのがわかった





そう言えば、滑りやすいって言ってたっけ・・・



智成も、野原先輩も滑って・・



小豆先輩に気を付けた方がいいって言われたのに・・・



忘れてた・・・。



ヤバイな――――





転ぶっっっ