蒼空の向うへ

         *


「ハァー・・やっぱか・・・」



教室に入ると、黒板には”名簿順に”とだけ書かれていた。


いや、主語いれてちゃんと最後まで書けよ!!



でも、それだけでも分かっちゃうので、僕は窓際の一番前に座る。



何で僕の名字藍澤なんだよ・・・。いっつも前なんだよね・・。







・・にしても・・・・ほんっと、男しか居ねぇなぁ・・・。




ずっと女子高育ちだったし、男と関るのなんか早々なかったんだよな~。



まぁ、僕男に興味ないし。色恋とかもどうでもいいみたいな感じなんだよね。