蒼空の向うへ

「いい?絶対つけてね??」



「う~ん・・・まぁ、雫が言うなら着けるよ」




僕は、その淵眼鏡をかけた。




「あ、意外と似合う。」



「ん。ありがと。」




「じゃ、教室行くからバイバイ!」



「雫っ。眼鏡のお礼」



そう言って、雫の手のひらにチュッパチャップスを乗せた。



「ありがとう。ほんと好きだね?」



「ま、ね。んじゃ、困ったら連絡しろよ」


教室に向かいながら後ろの雫にヒラヒラと手を振った。



「(む、無駄に男前・・・!美少女のくせにっっ!!?」