蒼空の向うへ

そして、僕がこの学校の体育科を受けると言ったら、自分もここの普通科を受けると言い出した。



何でか、昔から心配性なんだよね。雫は。



「それは空が、無自覚だからだよ。」



「っえ!!」




突然言われた言葉に、かなり驚く。だって、心読まれたみたいジャン!




「何年一緒に居ると思ってんの?それくらいわかるわ」




す、すげぇよ・・・・。




「あ、雫。A組。僕は・・・・あっちか」




どうやら、普通科とは教室が異なるらしい。




「ん~・・あ、あった。」