三ヵ月前。 彼女は 彼から、 Flashアニメーションの 『ハクシャクノテンシ』 を教えてもらった。 今じゃないとき、 此処ではない場所に、 ドラキュラっぽくないハクシャクと、 輪っかのないテンシがいた。 どこかが損なわれ、 どこか定まらない 二人の 淡い 悲しい恋物語を、 彼女は好きになった。 「死ぬ時は白い薔薇に囲まれたい」 と、彼女は言った。