中学生時代

羊が僕を置いて走り出した
道を見つけたのかい?
羨ましいな
僕はまだ探している途中なのに

辺りに霧が立ち込める
誰にも見られないからと僕は泣く
霧がなくても
僕を見る人なんかいないのに

さっきの羊が僕の元へとやってくる
彼の体はもうびしょ濡れ
僕もそうなのかな?
霧の中をあてもなく歩いている

羊が僕の元へとやってくる
どうしたんだい?
羊が答えた
“僕は君の道しるべ”