僕のこの道ですら 道行く人々より
  何倍も生きている様な
    濃さに見える時があるようだ

それでも僕は 今自分が決めた道を
  進んでいくだろう
    いや既に歩んでいるのだろう


僕が見ているこの道には
  最後に差し伸べてくれる手と繋がっている


その手の持ち主である
  貴方の姿を見た人が こう言った


最後の砦すら簡単に飛び越えてしまう
  “天使≠悪魔”


僕はその手と繋がっているのだと


その姿を見た人の天秤が
  どちらに傾いているか
    僕は見失い 時に知らない事もある 


ただ 誰かが貴方を 
  天使だと言おうが 悪魔だと言おうが

あくまでも救いの手を差し伸べる
  『優しき人』

僕にはただそれだけが
  事実であり真実であり
    それ以上も以下も無い


僕の中では永遠にそうなり
  誰かに受け継がれていくのです

貴方は人の優しさも悲しさも
  全ての感情を知っている


―素晴らしき久遠の人―


 

END