六年前アメリカ大手の製薬会社が倒産をした。

 メディアはその理由について根拠もないまま、世界の人々が興味を示す事だけを目的に、ただ面白おかしく報道した。

 無理な経営だとか権力闘争、全てが謎だからこそ、人々はあれこれその情報に踊らされながらも、自分達の心の中の日常の“鬱憤”を晴らしていただけかもしれない。

 
どちらにしても真相は全て闇の中であり、数人しか知らない事実であった。
 

 国家機密でのウイルス開発に携わった製薬会社は、金儲けのために戦争孤児を金で買う。
 そして殺人ウイルスと抗体打った。
 
 その後戦争孤児のその少年をテロリストに引き渡し、都市部にウイルスを氾濫させるという恐ろしい計画。

 製薬会社には金が入り、世界は混乱に導かれるシナリオ。