「それにしても、こーんな大きいケーキやら 高そうなステーキやらが目の前にあるのに 手を伸ばせば伸ばすほど遠くに行くなんて・・・」 あたしは聖くんと向かい合う形で、 いつも朝ごはんを食べる。 そして、あたしは今日見た夢の話をした。 「ほーう。それは大変だったな。」 ふんふん、と相槌(ア イ ヅ チ)を打つけど 「真面目に話してるのにーい」 真面目に聞いてくれない聖くん。 からかってるのか、奴は。