最低!!
そんな時……
ばっ…
私は走ってきた春樹に一気に抱き寄せられた。
「ごめん…。言い過ぎた……。
だから許して…。」
何で私は素直になれない子なんだろう。
そんな私は春樹を突き飛ばして、
「そんな甘い顔しても許さない!!」
こんな事を言ってしまったんだ…。
それにはさすがの春樹も怒ったのか、
「…そうか!分かったよ!!」
そう言って春樹はスタジオに戻って行った。
なんであの時許してあげなかったのだろう。
きっとあの時許していれば…
こんな悪夢は襲って来なかっただろう。
ここから私達は壊れていったんだと思う。
あの一人の女のせいで…。

