「あっ琴音!!!もぉー遅いじゃん!」

教室に入った途端にみづきが小走りで走ってきた

「あーごめんごめん」

「琴音ごはん食べた―??」

「うん。食べたよ」

「何食べた?」

「焼きそばパン半分」

「ふーん・・・そっか♪ならいいや!」

みづきは私のことを色々と心配してくれる

ほんとに優しい子だ

「次はちゃんと出るの??」

「うん」

「よしっじゃーがんばろー!」

みづきは発言も行動もひつとひつとが私には可愛く見えた
私と違ってキラキラしてるから――――

ガラガラッ

「はい座った座ったーチャイムなるぞー」

「あっ先生来たよ!座ろっ」

「うん」

正直授業に出るといっても発言するわけでもなく
ただボーっとしているだけ
ノートはたまにとってるけどめんどーになって途中でやめてしまう
だからいつもみづきにノートをかりてコピーしてる

私の席は窓側の席で左を見ればすぐ青い空が見れる
風通しもいいし、外で誰が何してるとかボーっと見れるし
結構気に入っている

窓からは第二グランドが見れる
この前屋上で見たのが第一グランドで校門がある方
体育館もそっちの方
第二グランドとは校舎裏の方でプールもある
旧校舎は校舎から離れていて渡り廊下を歩いていかないといけない
昼間は美術室に生徒が授業にくるくらいでほとんど人気は無い

さて、、、またボーっとしてますか、、、、