「おっ黒か」

足元の方で声が聞こえた

「んっうぅーん?」

私は目をこすりながら寝たまま下の方を見た

そこには何故か私のスカートをめくって中を覗くしょうたがいた

「!?」

私はガバッと起き上がりしょうたの手を払った

「おっやっとお目覚めですか」

しょうたは払われた手を大げさにさすって痛がって見せていた

「ちょっちょっと!なにしてんのよ!!」

私は座ったままスカートを押さえてしょうたに言った

「えっ?いつまで寝てんのかなーって思って」

「え???今何時??」

私はいやーな予感がした、、、、

「今はーもう昼休みでーす」

「ヤバ・・・まっいいかー」

私は立ちあがり場所を移動した

この時間帯は朝とは違い屋上の入り口の方が日陰になる

私はそこに腰を下ろした

「となりいい?」

「どーぞ」

しょうたも私の左側に腰を下ろした

しょうたは右手に売店で買ったであろう食べかけの焼きそばパンと
カフェオレの入った袋を持っていた

「んー??食べる?」

しょうたは焼きそばパンを半分にして私にくれた

「あっありがと」

ふたりでボーっとしながら口だけを動かしていた

「私に半分も昼ごはん渡して・・・足りるの??」

私はなんとなーく思ったことを口に出した

「俺は平気だよーこれ、おやつだもん♪」

「え?」

「さっきカレーパン食べたから♪」

なるほど

「さすが男子だわ」

「ことねこそ足りる??腹へらね??」

「私は平気」

「俺じゃもたねーわwww」

「一応私も女子ですから」

「なるほどー」

「なるほどって何よ」

「いや?別にww」

くすくす笑ってるしょうたにちょっとムカッとした
私だって女子だっての