結局その後俺たちは、 県大会二回戦で敗れ、甲子園への夢がそこで途絶えた。 高校最後の夏が、 終わった―――― ――――― ―――――――――― 最後の瞬間、ヨウは肩を落として顔をあげることができなかった。 あいつの野球への想いや …持田への想い クラスでも、部活でも ほぼ毎日あいつと一緒に過ごしてきた俺には、 あいつの気持ちが痛いほど分かる。