バンッ!! その時勢いよくドアが開いて、人が入ってくる。 それは、 俺が最後にどうしても会いたくて、 会いたくて、 しょうがなかったその人。 「ハァ…ハァ…ハァ…」 「夢乃…なんでここに?」 夢乃。 今度ははっきりと、その名前を呼ぶ。 「このまま別れるのは、やっぱりやだったの…」 そう言って、息を切らしながら俺に近づいてくる。 その姿はやっぱり、 俺が大好きな夢乃だった。 でも……