「宮崎琢斗!」 「はい。」 琢斗は静かに立ち上がり、まっすぐステージに向かう。 大好きだった琢斗。 私の3年間がこんなにもキラキラ輝いていたのは、間違いなく琢斗のおかげ。 一生懸命な姿も、 ぶっきらぼうで口下手なとこも、 たまに見せてくれる優しさも、 全部が大好きだった。 気持ちが通じることはなかったけど、 私は あなたを忘れることはないと思う。