なんで、みんな誰かの一番になれないんだろ?


「あー!ホッとしたらお腹空いちゃった!」


恐怖から開放されると、私は急にお腹がすいてきた。




「相当怖がってたもんな」


「ねぇ、なんか食べよう!」


お化け屋敷の恐怖を克服した私は、自分でもびっくりするくらい積極的だ。




「あれ見たい!」


「あ、あれ美味しそう!!」




琢斗の腕を引っ張って、ぐるぐるといろんな場所をまわる。




せっかくの学祭だもん!やっぱり素直に琢斗と楽しみたい。




そんな私のわがままにも、優しく付き合ってくれる琢斗。




琢斗は私なんかと一緒で楽しいのかな…




琢斗も、私と同じ気持ちならいいのに。