だから私も、真っ直ぐ目を見て言うんだ。
「でも琢斗、私お化け屋敷入りたい。琢斗と一緒なら怖いのも大丈夫な気がする。」
今度こそ素直に、伝えられた。
それを聞いて琢斗は、小さな声で
「しょうがねぇなぁ…」
そう言いながらも、黙って私の横についてくれる。
それがまた嬉しくて、私はニヤニヤが止まらない。
今日の私は、沢山笑ってる気がするよ。
そうまるで、今までの涙を打ち消すように…
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でも中に入って、やっぱり私は後悔することになる。
所詮高校生の作ったもの。実際そうなんだけど、私にはどんなものでも怖い。
琢斗が隣にいるって分かっていても、怖いものは怖いっ!!!
「ひッ!」
「うわぁ!!」
「いやぁぁあーーー!!」
お化け役の生徒が出てくるたび、やる側の思惑通りの反応を返す私。
きっと外にまで私の声が響いているはずだけど、恥ずかしいとかそんなこと考えている余裕がなかった。

