『ご、ごめん。帰るね!』 「あ、うん。」 そういうと、急いだ様子で帰りはじめた。 まるで、早くここから立ち去りたいとでもいうように。 暗いし、送っていったほうがいいのかな、と思ったけど、何でもない俺が送るのも変か…、と思いなおした。 コイツは俺に送られても嬉しくないか… 奏、奏って、アイツのことばっかだしな。…