「…え、じゃあどんな良いところがあるワケ?」 『おっ、よくぞ聞いてくれました~!ふっふーん、それはね?気に入った小説の異性が居れば妄想出来るでしょ~!?それに顔が分からない訳だから自分で勝手に頭の中で作れちゃうじゃ~ん!?もう、こんな最高な事は無いでしょ~♪』 「あたし一生、ケータイ小説にハマらないと思う」 えぇー!? 何処がハマらない訳!? それに"一生"なんて…っ。 『わ、分かんないでしょ!?』 「分かるよ?だって、あたし彼氏一筋だし」 ―チーン。 あたしの中で何かがなった。