秘密の関係~おまけ~

「……分かった。


これからは“親友の彼女”として仲良くするから。」


廉は、いつもの口調に戻っていた。


「はぁ。よかった!!


お前がまだ諦めないって言ったらどうしようかと思った。


橘が俺の事好きだって言ってくれてもまだ実感わかないし、

廉が諦めないで頑張っちゃったりしたら俺、いきなりちょっとピンチじゃん?」


「はは!


まだ本気になってなかったから。


俺が普通に話せる女の子久しぶりだったから。


でも、橘さんが俺の事好きだったとは。聞いてビックリなんだけど。


俺も、もうちょっと頑張ってれば…お前に持ってかれたなぁ。」