ジリジリジリジリ〜
琴の頭の上で目覚まし時計が一気に鳴った。
ベッドの棚にある目覚まし時計5個を琴は頭ごと被った布団の中から手を伸ばし器用にひとつづつ止めていく。
そして沈黙…。
5分後、ガラステーブルの上で携帯のアラームが鳴った。
大音量の三味線の音。
琴はまたベッドから手を伸ばす。
しかし届かない。
三味線の音はどんどん大きくなる。
「く〜っ…」
琴はベッドギリギリまで身体をよせて手を伸ばす。
ドタンっ!!
あえなく撃沈。
布団を被ったまま床に落ちた琴。
情けない姿である。
「くそっ…」
布団から頭をムクっと出し、ボサボサになった髪をかきあげながら携帯のアラームを止めた。
毎日がこんな調子なのだ。
ピンポーン♪
部屋のチャイムが鳴る。
「誰よ。こんな朝早くから…」
半分寝ぼけていた琴は、何の抵抗もなく、鍵を開けドアを押した。
「どちらさーん…」
「おはよう…ございます」
仏頂面の琴の前には美しい顔立ちの少年が。
彼は少し引き気味に挨拶をした。
「あっ…」
固まる琴。
琴の頭の上で目覚まし時計が一気に鳴った。
ベッドの棚にある目覚まし時計5個を琴は頭ごと被った布団の中から手を伸ばし器用にひとつづつ止めていく。
そして沈黙…。
5分後、ガラステーブルの上で携帯のアラームが鳴った。
大音量の三味線の音。
琴はまたベッドから手を伸ばす。
しかし届かない。
三味線の音はどんどん大きくなる。
「く〜っ…」
琴はベッドギリギリまで身体をよせて手を伸ばす。
ドタンっ!!
あえなく撃沈。
布団を被ったまま床に落ちた琴。
情けない姿である。
「くそっ…」
布団から頭をムクっと出し、ボサボサになった髪をかきあげながら携帯のアラームを止めた。
毎日がこんな調子なのだ。
ピンポーン♪
部屋のチャイムが鳴る。
「誰よ。こんな朝早くから…」
半分寝ぼけていた琴は、何の抵抗もなく、鍵を開けドアを押した。
「どちらさーん…」
「おはよう…ございます」
仏頂面の琴の前には美しい顔立ちの少年が。
彼は少し引き気味に挨拶をした。
「あっ…」
固まる琴。

