そう、思うよ…
"好きに理由はないでしょ?"
そうだね…
"あんな不意打ち…ズルいよ…"
ゴメンね…
"責任取ってよね"
勿論だよ…
"私、彼女?"
彼女だよ…
"ただ、ひとつだけ言えるのは。真人の側にいたいってことかな"
だったら…
目を開けて…
「Don't forever close your eyes…」
真人は目をつぶり、ゆっくりと、そっと、琴に口づけた。
……?
かすかに動く琴の唇に真人はハッとする。
「琴子…」
琴は重たい目蓋を徐々に持ち上げた。
「…ま…な…と」
琴の瞳が真人の姿をとらえた。
「…こっ…」
真人は息を飲んだ。
感動のあまり、声が出なくなって必死に琴の手を握った。
「まなと…また…ズルい…」
真人の瞳から大量の涙が溢れた。
そして、そのままベッドの琴に抱きついた。

