白い吐息

真人は花束をベッドの上に放ると、右手の人差し指で彼女の涙をすくった。


夢…


見てるのかな?





真人は花瓶の水を取り替え、丁寧にバラをさした。

そして一番下の棚からラジカセを取り出す。


「買って来たんだ」

そう言って、真人はCRYSTALのSorryを流した。


「CRYSTALのライヴ、また一緒に行こうな。また2人で気合い入れたカッコして、またオレは上原燈夜に嫉妬して…」


真人は眠り続ける琴の顔をじっと見つめた。



「起きて…」

呟く真人。













"今度から自分で鍵取りに来てね。あなた部長なんだから"




琴子…







"教師が生徒の前で涙を見せていいのは、卒業式だけよ"







琴子…








"本当に私のこと好きなの?"






好きだよ…









"…白居くん…ドキドキしてる…"







オレもドキドキした…










"私、真人が好き"







オレも琴子が大好きだ…










"ヤバいよ真人!スゴイ!嬉しい!"









楽しかったね…











"天使の羽根かな"