【完】透し予知能力者

佐藤署長は私の言葉に焦りだし…『なっ何を言ってるんだ!俺の過去を見るだなんて…』





『あれ…加藤刑事ならなんの問題もなく私に透しさせてくれましたが…何か見られたくないことがありますか?』





『そんな…ことない!いいからあのカメラマンのでも透ししたらいいだろう!』




『いい加減にしろ!俺の命令だ…佐藤署長の過去を見せろ!』
と石原刑事が怒鳴った





『はぃ…』
佐藤署長は力のないような返事をし私の前にそっと右手を出した





私はその右手を確りと握る…!





どんどん引き込まれて行くように30年前の過去を覗く
『父親と佐藤署長と石黒副署長が佐藤署長の家で酒を飲んで話をしてるのが見えます!』





『それで…』
石原刑事が聞いてくる