【完】透し予知能力者

『いえいえ…こちらこそ何もお構いできないですいません…』





『綾ちゃん…ちょっ…ちょっと待ってって!一緒に帰ろうよ!』





私は慌てている拓を気にすることなく警察署から出てアパートにむかった





『おーい!綾ちゃん!』
しばらく歩いていると拓が後ろから追いかけてきた





『どうしたんですか?』





『ハァー酷いよ綾ちゃん…ハァーおいていくなんて!』
拓はずっと走ってきたのか息を切らしながら私の手を掴んだ





『ワッ…ちょっと拓也さん…私のアパートに来るつもりね?』