私が思っていた拓と違う…拓の過去も未来も私が見ていたのと違うのかな…?





なんとなく自分の不思議な能力が正確ではないことに少しホッとしていた





『あいつらマジ最悪だったよ!』
拓のその思いが私にもわかる…
私も殺されかけたから…





『もう…あんなことは嫌だし刑務所にも入りたくない!』
真剣な顔で拓が言うけれど…本当なのか…





『心を入れかえたのね!凄いじゃん』





『それで…お願いしたいことがあるんだけど…』





『何が?』





『綾ちゃんのその…』
ためらう拓…





『だから…何よ!』
ハッキリ言わない拓にじれったくなっている





『過去や未来が見れる不思議な能力を事件解決に使ってほしいの』





『えっ?どうゆうことよそれ…』
拓の考えがよくわからない…