【完】透し予知能力者

『じゃあ…何ですぐに出てこなかったの?会社の人や加藤刑事が心配してたよ!』





『何で義さんまで…』
義さんとは加藤刑事のことだとすぐにわかった





名刺に義則と書いていたから…





『それは…あの黒人達に見つからないようにと…お前が何者かを調べるためにだよ!』





『じゃあ…私をずっと見て追い回してたのはあなたなの?』





『やっと気づいたか!』





『酷い…ずっと怖い思いをしていたんだからね!』





『酷いのは…どっちなんだよ…綾ちゃん?』





『はっ!』
私は息を飲んだ…