先生はそう言って立ち上がると

ポンポンっと私の頭を撫でた。


「じゃあ私と先生の関係って?」

私の質問に先生は少し考えてから


「うーん、花見仲間、かな」


柔らかい笑顔を私に見せてそう答えた。




「今飲み物用意するよ」

くるりと反対を向いた先生が
冷蔵庫に向かおうとすると



「ここはたまり場じゃねーんだよ」

ガラガラとドアを開けて榎木先生が入って来た。


「いいじゃないか、1時間くらい」

「お前、それ生徒にも言ってないだろうな」

「うーん、まずかったかな?」

「仮にも教師がなんてこというんだよ。
他の先生が聞いたら呆れるぜ」

「ちょっと、いつまで保健室に入り浸ってんの!」


榎木先生の後ろで声がしたと思ったら今度は


「真姫!!」