そこで全てが途絶え、視界をゆっくりと開く。


体が熱い、のど元を触ると汗をかいていた。


あの時から

もう何度同じ夢を見てきたんだろう。


そして何度

自分の罪を自覚したんだろう。


繰り返し見させてくれる夢は

日々、より深く私の胸に刻まれていく。

それと同時に

このまま平然と生きていてもいいのかという疑問まで
生まれてくる。


ゆっくりと辺りを見回すと、真っ白なカーテンが視界に広がる。


ツーンと鼻に染みるような消毒液の匂いで
ここが保健室だということが認識できた。

そっか私具合悪くて此処に来たんだっけ。


時計を見るとあの頃よりも短針が二つほど動いている。

さすがに2時間は寝過ぎだよね。

靴を履いて先生の元へ行こうとした時



「今日墓参り行くのか?」