桜の花が舞う頃に



「ねぇ知ってる?」

「なになに?」



お昼休み。

誰もが騒がしくなるこの時間だけど

今日だけは何か違っていた。


「えーマジで」

「だってさ~ショックだよね~」

「うんうん」

「ってあんた彼氏いるじゃん!」


何だろう、一体何の話をしてるんだろう?


でもその輪に入る事は出来ない。


ため息をつきながらお弁当を広げようとした時に



「知ってた?」


いきなり真姫が目の前にやってきた。

少し心臓がドキッとなる。


「な、何が?」

「海咲先生の事よ」