それは父親だったり

私のせいで死んでしまった

あの男の子だったり。


でもそんな事言ったって


きっと笑われるだけ。



「これからどっか寄って帰る?」

「ううん、今日はこのまま帰るよ」

「そっか」

「うんまた明日」



暫く歩いた所で真姫と別れて

朝と同じ道を通って帰る。



景色は朝とはまた違って見える。

それを見ながら歩くのもまた好きだった。


とぼとぼとゆっくりと。


やがて着いたのは私のお気に入りの場所。