私のせいで あの子は死んでしまった。 それはどう消したくても消えないもので。 私が大きくなるにつれて鮮明に思い出されるようになり 次第に後悔の波がどんどん大きくなって押し寄せてくる。 そしていつの間にか自分を正当化する理由だけを見付けるようになっていた。 確かに、あの事件の犯人は他にいるし 私が悪いわけじゃない。 そんな事今更考えたところで何も変わらない。 どんなに後悔したって 過去は変えられないのだから。