気が付くといつも思い出す遠い過去。


あの時、私はまだ幼くて。


何故ああ言われなければならないのか

それを知る事が出来なかった。


家族は誰ひとり答えてくれなかった。


ただ私の頭を優しく撫でてくれただけだった。


「お前は何も悪くないんだよ?」


そう、だから、本当にその通りだと思っていたの。



でもそれは大きな間違い。