ぐっと手に力を込めて真姫を見る。

「うん、聞くよ」

頷いてそれから

私の手を強く握ってくれる。



学校を出てすぐ近くにある公園に移動する。


公園内は暑いせいか誰もいなくて、
それが都合良かった。


ベンチに座り、さっき自販機で買ったお茶を開ける。


「真姫ずっと黙っていてごめんね」

どういうふうに切りだせばいいのか

頭の中で整理は出来ていない。


でも今日話すって決めたから。


「話すよ。私と海咲先生の事。過去に何があったのか全部」


大きく深呼吸をして話を始めようとした時


「お~~~~い!!」