「また来ような」
「そうだね~」
次の日。
今日も太陽がギラギラと輝いてる。
11時のチェックアウトを済ませ車に乗り込んだ俺達は
車に乗り込み、家路へと向かう。
「そりゃあ真姫達は楽しかったでしょうよ」
隣に座る少女は怒ったというよりもどちらかというと呆れた声を上げる。
「あははは・・」
「まぁな、俺達は、な」
そうだろうよ...
結局俺が部屋に入る事を許されたのは朝方。
それまでずっと芝崎さん達の部屋で過ごした。
部屋に戻った後
「どうだった?ラブラブしたか?」
なんて面白半分に聞かれたけれど
とてもじゃないけどそんな気分にはなれなかった。
あの時、彼女の辛い顔を見ているのが耐えられなくて
「少し寝る」なんて言ってしまったけれど。
でもそれを言ってしまった自分に
深く後悔している。
まさか隣にいるこの少女が“みれい”だなんて...


