部屋を追い出されてしまった私と海咲先生。


心配そうに見上げると先生も私を見つめていた。


「まぁ」

「仕方ないよね」


せっかく両想いになれたんだもんね。


二人のおかげもちょっとはあるし...



「じゃあ少しだけお邪魔していいかな?」

「はい、どうぞ」



プッと二人同時に笑い合ってから

もう一つの部屋に向かって歩き出した。