親子なのにどこまで線を貼り合っているのか分からないくらい
二人の間はいつもピリピリしてた。
それは初めて会った私ですら感じたほど。
「陸斗は優しいね」
此処まで出来るのは本当に友達を想ってるから。
だからだよね。
「それで、お前はこれからどうしたい?」
陸斗の言葉に何を言っているのか分からなくて
「何が?」
そう聞き返す。
「あ、もしかしてこの後の事?
私部屋に戻るしあんたも好きに」
「そうじゃねーよ」
「ならどういう意味」
「だから!こういう意味だって」
陸斗が少し怒った声で言うと
「え?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…