「新任の先生、どんなの入ってくるのかなぁ~」

「どうかな」

「カッコいい先生だったら燃えるのに!!」



いくら勉強が出来る真姫も、
こういうところは女の子。


ガッツポーズをするその姿からは
何だかオーラみたいなものまで伝わって来る。



「はいはい、でもイケメンならいるじゃない」

「誰よ?」

「保健室の先生」

「はぁ??ダメダメ!あんな女タラシ!!」



手をブンブン振りながら
本当に嫌そうな顔をする真姫。


まぁ、確かにぱっと見、先生には見えないけど。



「アイツを雇った理事長を疑うね!
あんなホストみたいなヤツ、絶対にイヤ!!」


真姫がそう断言したのと同時に新しい教室に入った。