へへっと笑う純太。お前はバカじゃないよ。こうして俺の気持ちに気付いてくれた。
俺はグローブの中でボールを回し言った。純太に聞いてもらいたくて。
「俺さ、家を飛び出して来たんだ」
「おじさんか空ちゃんと喧嘩したのか?」
「いや、もう空悟のわがままに耐えられなくなったんだ。あいつは俺の気持ちなんてお構いなしで泣いて、空悟の泣き声聞くと、頭が痛くなって我慢出来なくなるんだ」
何で俺ばっかりこんな辛い思いしなきゃならないんだ。そう思うと涙が出て来て、俺はその場に座り込んだ。
俺はグローブの中でボールを回し言った。純太に聞いてもらいたくて。
「俺さ、家を飛び出して来たんだ」
「おじさんか空ちゃんと喧嘩したのか?」
「いや、もう空悟のわがままに耐えられなくなったんだ。あいつは俺の気持ちなんてお構いなしで泣いて、空悟の泣き声聞くと、頭が痛くなって我慢出来なくなるんだ」
何で俺ばっかりこんな辛い思いしなきゃならないんだ。そう思うと涙が出て来て、俺はその場に座り込んだ。


