母さんが死んでからは、父さんは俺達に寂しい思いをさせないようにと頑張り、俺も仕事をしている父さんに代わり、家の事をして頑張っていた。そんな中でも、弟の空悟だけはわがままを言い俺達を困らせる。
そして、母さんが死んで一ヶ月も経っていない七月十四日、その時がやって来る日。