せっかくの誘いだったけど、俺は、
「悪い、俺帰らないと。空悟を父さんに任せてんだ」
「そっかぁ。空ちゃんの世話じゃしょうがねぇな。でも今度は空ちゃんと観に来いよ」
「ああ」
そして純太と別れた帰り道、俺は何だか空しい気持ちになった。
何で俺が野球を辞めなくちゃならないんだろう。母さんが死んで、父さんが働いているから俺しか空悟の面倒見る人がいないのは分かってるけど、俺の好きな事が空悟の存在に全て奪われている。
野球だって辞めたくなかったし、もっと友達と遊びたい。
「悪い、俺帰らないと。空悟を父さんに任せてんだ」
「そっかぁ。空ちゃんの世話じゃしょうがねぇな。でも今度は空ちゃんと観に来いよ」
「ああ」
そして純太と別れた帰り道、俺は何だか空しい気持ちになった。
何で俺が野球を辞めなくちゃならないんだろう。母さんが死んで、父さんが働いているから俺しか空悟の面倒見る人がいないのは分かってるけど、俺の好きな事が空悟の存在に全て奪われている。
野球だって辞めたくなかったし、もっと友達と遊びたい。


