空悟~大切な君~

「そうか」
「じゃあ俺行くな!」
「ああ」
俺は侍と別れて、空をふと見上げた。
母さん、ありがとう。母さんは空にいても俺達の事を守ってくれたんだ。本当にありがとう。
もうこれからは安心して見守っていて。空悟は俺が守るから。
澄んだ真っ青な空に俺は笑顔を見せた。
この空のような心をずっと胸に持ち続けよう。そして、二度と後悔しない道を歩こう。
空悟の手をしっかり握って。